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2019/04/24 13:58
お知らせ!STYLE 600SLがリニューアルしました!
ご安全に!
ここ最近でご使用頂いているお客様がグッと増えている型式が
シールテック 「STYLE 600SL」!!
これです。
このSTYLE 600SLがリニューアルして「新型」の販売を開始しましたので
お知らせします。
新型のSTYLE 600SLは……
これです!
以前は本体が鋳物で出来ていましたが、
新型の600SLは切削タイプになっています。
見た目は大きく違いますが、性能については旧型と同じです。
取付けサイズも旧型と基本的に同じですので、現在旧型を使用している
ポンプの予備品として新型を購入頂いても問題ありません。
ご安心下さい!
…とはいえ、新型というからには変化もあります。
最も改善した点、それは…
本体表面のチタンコーティングにより、より腐食に強くなったこと。
表面のピッカピカ!なこの加工が、厳しい仕様条件でも
メカシールを守ってくれます( ̄ー+ ̄)
また、切削物は納期がお急ぎの場合でも比較的対応がしやすいため、
可能な限りご要望に沿ったお届けをしていきたいと思っています!
新型は既にご案内させて頂いているお客様も多いですが、
今年の1月より徐々に導入を始め、今現在も新型に移行していっている最中です。
旧型の在庫がなくなり次第、新しくご注文を頂くSTYLE 600SLについては、
基本的に新型でのお届けとなりますが、旧型の鋳物タイプのご注文も承っております。
(但し、受注生産となりますので通常より少々納期を頂きます)
ご希望がありましたらお気軽に営業までお声掛け下さいね!
それでは皆さま、ご安全に!!
2019/04/24 14:02
【施工事例シリーズ】第3回 ポンプオーバーホール事例
皆様、元気にお過ごしでしょうか?
今回は弊社でポンプをお預かり後、分解整備 + メカ取付けまで行い、
納入という少し違った事例をお伝えします。
【メカニカルシール DATA 】
型式:# 600SL シングルカートリッジシール アウトサイドタイプ
軸径:45 mm
摺動材:SC/SC(シリコンカーバイト)
フラッシング: 無注水
クライアント:自動車
流体:工業用水(塗料カス含む)
分解前の軸封部はこのように液が固着しており、パッキン押さえもカチカチ!
各部品の分解に少し苦戦しました(;^ω^)
それでは分解整備スタート!!!
各部品はいつものように綺麗にしますが、今回注意しなくてはいけないのが
『メカシールが入るスペース』です。
今回のお話における「スペース」というのは
スタッフィングボックスの端面からベアリングサイドまでの
距離の事を指しています。
このスペースが狭い場合は、ケーシングカバーの
スタッフィングボックス端面部分を加工する必要があります。
加工が必要であるかどうかについては、
事前にしっかりと計測し、加工の寸法も決めてあります。
御見積りの際にお伝えしますのでご安心を!
↓↓加工後の写真がこちら↓↓
端面がキラキラに輝いております ♪
この加工をする事でメカシールが入るスペースも確保でき、端面の直角度もバッチリ!
弊社ではこのような金属加工のご依頼も承っております φ(..)メモメモ
さぁ加工も終わり、新しい交換部品と一緒にパシャリ!
シャフトやインペラーはそのまま同じ物を使用する事になりました。
さて今回のオーバーホールではベアリング交換も一緒に行います。
そんな時には頼もしい味方、ベアリングヒーターの登場です( ゜Д゜)ドーン!
このヒーターでベアリングを温め、熱膨張で内径を広げてからシャフトに通します。
精密部品なので、叩いてシャフトに組み付けるということはありません。
その後、各部品を組み立てていきます。
メカシールもバッチリ取付きましたよ!!!
仕上げに塗装まで行い完成です!!
これで随分見栄えも良くなりましたね♪
いかがでしたか?
九倉シールテックジャパンでは、お客様のご要望に合わせて
・現場でそのまま整備する
・ポンプをお預かりし、整備をしてご返却する
上記のいずれかの方法で整備をさせて頂いております。
ご要望の際はお気軽にご連絡ください。
2014/10/26 01:03
一度でいろんなメカシールに出会える!? =展示会
たまには施工事例以外のこともお伝えしましょう!
おっ、今日は工事の写真じゃない!!…ですって?
そうです。「営業部」ですから営業のお仕事がもちろんあるんですよ(笑)
と、いうわけで今回も「営業部」のMがお送りします( ・∀・)ノ
写真上のぼかしの入っている部分はお見せできないのでご了承下さいね……
すでに先月のことですが、某自動車工場で行われた展示会に出展した際のお話です。
さて、私達はお客様からご要望を頂いた際にセミナーの開催や
取付指導を行っておりますが、このような展示会への参加も行っております。
今回は、工場内で働く方に向けた展示会でお仕事の合間を縫って
たくさんの方が来場され、熱心に各ブースを見て回っておられました。
呼ばれた各メーカーがそれぞれ熱のこもったプレゼンをしていて、
いろんな分野のお仕事が一つの工場を支えているんだなぁと思いました。
よーし!ではシールテックも頑張るぞ! ( ノ゜Д゜)オー!
シールテックのイチオシ!「STYLE 600SL」を始めとする
主要ラインナップをズラッとご用意!ピカピカです!
軸径のサイズさえ同じであれば、違う型式にも中の部品が付け替えできる
モジュラーシリーズ!
シングルシールでもダブルシールでも部品の互換性がある便利なシリーズです。
型式でいうと、STYLE 670、770、677RG、777SWがこれにあたります。
シールテックは、メカニカルシールのメーカーでは珍しく
一体型カートリッジシールを主力製品として扱っていますので、
あまりメカシールに馴染みのない部署の方からは
「これなに??」というお声も多数ありましたが…
やはり実物を見ると、カタログを見ながら話を聴くよりもイメージしやすい、
というのが展示会の良さですね。
実際に手に取って、一気にこれだけの種類の製品を見られる機会というのは
あまりないことなので貴重ですね( ̄ー+ ̄)イイネ
メカシール以外のラインナップもありますよ!
グランドパッキンや配管補修セットなどのメンテナンス用品もたくさんの方に見て頂きました。
11月はまた別の工場の展示会に参加させて頂くことになりました!
その模様はまた改めて…
展示会での出品やセミナー開催のご希望がありましたら営業部までお問い合わせ下さいね!
それでは皆さま、
2019/04/24 14:01
【施工事例シリーズ】 第2回 STYLE 600SL 取付け事例
突然ですが…
この写真のようにポンプのシャフトが摩耗してしまった場合、
皆さんはどうされていますか??
どうも 営業部のMです( ・∀・)ノ
いきなりシャフトの写真から始まった第2回目、「メカシールの話じゃないの?!」と
思った方もいらっしゃるでしょう…
ご心配なく、これは「メカシールの話」です!!(笑)
今回もはりきってシールテックメカの取付け事例をお伝えしていきますよー♪
さて、先程のシャフトの話に戻りますが、
一度摩耗してしまったら、おそらく多くの場合は交換ですよね。
ましてや、メカニカルシールを取付けるポンプであれば、
シャフトやシャフトスリーブは新品にするのが常識です。
軸径にもよりますが、高価な部品ですので、できることなら交換の頻度は減らしたい…
そのようなご希望も多いかと思います。
ところが、そんな摩耗したシャフトでもそのまま交換せずにつけられる
メカニカルシールがあるんです!!
それがコチラ!! どーん!!( ノ゜Д゜)ヨッ!
シールテックのイチオシ!「STYLE 600SL」です!!
この600SLはスタッフィングボックスの中に入る部品が何もない
「アウトサイドタイプ」のメカニカルシールです。
ですから、グランドパッキンで摩耗したシャフトにも取付けが可能な優れもの!
…とはいえ、やはり限度はあります。
下のシャフトはこけしのような形になるまで摩耗してしまってますね。
ここまで来ると、600SLはつけられたとしても、ポンプの運転に影響が出てしまう
可能性が高いため交換します。
ちなみに、STYLE 600SL以外の型式を取付ける際は、
シャフトまたはシャフトスリーブを初回だけ新品にする必要があります。
一度静止型のメカシールに変えてしまえば、その後のシャフト(スリーブ)
交換は不要です。
前置きが長くなりましたが…
摩耗したシャフトに600SLを取付けた事例をご紹介します。
こちらは某自動車工場の片吸込み渦巻きポンプです。
自動車製造の工程でボディーを塗装する際、
その前処理工程として鋼板表面の脂を取り除く「脱脂洗浄」が行われます。
今回は、その脱脂処理に使っているポンプをオーバーホールし、
メカニカルシールを取付けました。
↓↓ この工事で取付けたメカニカルシールがコチラ ↓↓
【メカニカルシールDATA】
型式: STYLE 600SL シングルカートリッジシール アウトサイドタイプ
軸径: 33mm
摺動材:SC/SC(シリコンカーバイト)
フラッシング:なし(無注水)
クライアント: 自動車
流体: 脱脂液
メカシール化する前はグランドパッキンで回っており、
軸封部はこのような状態でした。
漏れ出た液が固着してすごいことになっていますね…
それでは分解整備スタート!
このように各部品をキレイにしてからまた組み立てます。
いよいよ600SLも装着!
摩耗したシャフトのまま、600SLをつけているのがお分かり頂けるでしょうか?
軸上O-リングが当たる部分がキレイであれば、問題なく付けられます( ´∀`)bグッ!
整備完了です!
軸封部にはシールテックのメカシール600SLが付きました!
試運転前には必ず芯出しを行います。
ポンプの種類にもよりますが、5/100以内の精度で調整をしますので
大変な作業です。
そんな芯出しも、我が社の精鋭メンバーがバシッと決めてくれます!!
( ̄ー+ ̄)タノモシイ
弊社でポンプのオーバーホールもお受けする場合は、
メンテナンス工事部と共に現場に伺いますので、
メカシールの取付けと同時にポンプ整備もご希望の際はお気軽にご相談下さい!
(ちゃっかり営業)
最後は試運転。音や温度、漏れがないか等チェックします。
写真は聴診器を使って音を聞いているところです。
これにて完了!
グランドパッキンで回っていた頃と比べて大幅に環境が改善されました。
液漏れもなくなるので無駄な消費を抑えられ、コストカットにもつながりますよ!
いかがでしたか?
第2回目は、いまイチオシのSTYLE 600SLの施工事例についてお伝えしました。
摩耗したシャフトに取付け可能!という特徴以外にもメリットがいろいろと
あるメカシールです。
そのお話はまた次回以降で……
それでは皆さま、
2019/04/24 14:00
【施工事例シリーズ】 第1回 STYLE 770 取付け事例
営業部のMです( ・∀・)ノ
これからメカニカルシール取付け事例をご紹介していきます!!
第1回目は某製鐵所で取付けたSTYLE 770の工事の様子をお伝えします。
ご存知、エバラさんのポンプです。
両吸込みタイプで、軸径が115mmもある大きなポンプなんですよ!
このようなポンプにメカニカルシールを付ける時は、
とても大がかりな作業になりますので、
多くはポンプのオーバーホールに合わせて日程が組まれます。
↓↓ この工事で取付けたメカニカルシールがコチラ ↓↓
【メカニカルシールDATA】
型式: STYLE 770 シングルカートリッジシール
軸径: 115mm
摺動材:SC/SC(シリコンカーバイト)
フラッシング:なし(無注水)
クライアント: 製鐵所
流体: 冷却水
ポンプ分解前の軸封部です。以前はグランドパッキンで回っているポンプでした。
ポンプの上ブタを取ったところです。これから各部品を分解・整備していきます。
グランドパッキンがついている部分がメカシール化されます。
取り外したポンプスリーブがコチラ。
ものすごーく摩耗して、スリーブが切れてしまっているのが
お分かり頂けますでしょうか?
このスリーブに直にグランドパッキンを巻きつけた状態で高速回転しますから、
こんなに削れてしまうんですね( TДT)
先程のスリーブはもう使えませんので、新品ピッカピカ!のスリーブに交換!
メカニカルシールの装着位置も確認します。
このスリーブは高価な部品ですので、できる限り長く使いたい!!
というお客様も多いです。
メカニカルシールをつけると軸の摩耗がなくなりますので
(※静止型の場合)、
スリーブの寿命を延ばしたいというご要望にもお応えできますよ!ヾ(*´∀`*)ノ
じゃーん!!!
ポンプ内の全ての部品がキレイに整備できました!
さて、取付け前に私達メカニカルシールのメーカーが必ず確認しなければならない事…
それは「ポンプ軸封部端面の直角度」です!!
写真を見ると端面がガッタガタですね。
これを補修せずにメカシールを取付けてしまうと、そこから漏れる原因につながります…
多くの場合はヤスリでキレイに磨きますが、
この時の工事では端面の状態が良くなかったため、さらに金属パテを塗って補修!
こういった作業を丁寧にやっておくと、後々考えられるトラブルを回避できるんですよ!
いよいよ大詰め!
整備された部品をポンプに組み付けます。
シールテックのメカシールが輝いております( ̄ー+ ̄)
メカニカルシール取付け完了!
115mmも軸径のあるポンプでも、ボルトは2点留めで安定して回っています。
シールテックはグランドパッキンからのメカ化に適したメカニカルシールなんですよ!
ポンプの芯出し・試運転も無事に終わり、2日間に渡る工事が完了!
この時の安堵感はたまりません(笑)
いかがでしたか?
今回は施工事例第1回目ということで、工事手順を追ってご紹介しました。
これからもまた違った事例をお伝えしていきますのでお楽しみに!
それでは皆さま、
